当たり前かもしれませんが、何か大きな買い物をする時、売却をする時には交渉しましょう。
被雇用者として働くというのは、私達の時間と能力を切り売りですので、個人にとっては大きな売却となります。やっぱり高く売りたいですよね。
世の中、前向きに考えれば、様々のものを交渉できるようになっているので、自分の努力次第でお得できる社会になってきていると思います。
しかし、反面心の優しいいわゆる”いいひと”が浮かばれない世の中になっているというのは、私は専門家ではありませんので統計数値等はありませんが、年齢や転職を重ねるごとに感じるものがあります。
目次
転職 給与待遇は交渉することをオススメします。
会社への就職、これは賢い気の強い方は入社の際に交渉もされていて、私なぞでも想像のできないような高待遇で転職されている方もたくさんいるかと存じます。
私ケースですと入社時の給与待遇交渉についての自己評価は、1勝4敗です。
ちなみにそのうち、3回は不戦敗です。交渉すらしませんでした。
というか、交渉できることも知らず、交渉なんて非常識で入社前に給与交渉すると不採用になると思っていました。
私のプロフィールでも職場を変えている旨を記載しておりますが、私は合計4つの会社に勤めており、職場としてはうち2社が経営者変更や買収などがあり、その間でも給与交渉がありました。
我ながら世渡り下手だと思いますね。😭😭
最初から給与交渉が上手でいい会社を選べて、継続されている方は本当に凄いと思います。
今回はこれから私のように特に取り柄のないが、転職をしたいと考えられている方が今から取り組まれる転職活動で一歩踏み込む勇気を持ってくれればと思います。
転職活動 給与待遇交渉できるの?
転職活動時で給与待遇交渉はできます。
むしろ初めが肝心ですので、先方の提示待遇に少しでも気になる部分があったら話だけでもしてみるべきです。
力関係で考えて見ましても、
入社前:雇用者=入社希望者
入社後:雇用者>被雇用者 = 評価する者>評価される者
また、その後は背景環境も変わります。
入社前:入社希望者達の中でのバランス 🆚 個人
入社後:会社全体のバランスや平等性 🆚 個人
と変化していきます。
中途採用の場合、最終面接まで行っている場合は、ライバルもほぼ蹴落としてますのでバランスも何もない状況とも考えられます。
そもそも、毎日社長さんとお仕事ができる立場での入社ならば別ですが、通常は入社後となってしまうと、給与待遇の決定権がある人間を呼び出して直談判する機会はほぼなくなってしまいます。
すなわち、入社後には定期昇給(ある場合)か仕事で実績を上げる、アピールをすることでしか給与UPを望むことができなくなります。
そして、アピールの結果の価値を決めるのは評価者であり、あなたではありません。
=交渉の場を失います。😱😱😱
ですので、入社前のタイミングが立場上、最も交渉が成立しやすい状況なのです。
定期昇給がある場合でしたら、初任給が上昇のベースにもなりますので、実は入社前が入社後よりも最も交渉力を発揮させるべき場所かもしれません。。。。
主戦場は採用面接とは言っても、どのタイミング?
自分の魅力に自信がある方でしたら、面接の最初の段階でぶっ込んでもいいとも思いますが、
やはり、入社面接で採用が決まりそうな最終交渉のタイミングが給与待遇交渉が一番やりやすい状況となります。
理由は面接の最初からぶっ込みますと、先方は躊躇なく撤退しやすい状況であるからです。
一方、最終交渉のタイミングですと、いろいろな意味で周囲からの援護効果を受けることが想定できます。
最終交渉タイミングは”マウントとれる”状況です。
私の勤めてきた企業は、どれも大した企業ではないものの、一応正社員採用前提の面接は2、3回はありました。
後に人事関連に採用時の思考を機会があり、数人程度ですが聞くことができました。
その中から、共通する内容もありました。まとめるとこうです。
正社員採用求人ならば、極めて小規模な会社でない限り、
一次面接は担当窓口 → 人事上層部 → 会社幹部または配属候補部門の責任者
と面接官のレベルがシフトしていきます。
人事担当者もサラリーマンですので、自分が良いと思って一次、二次面接を通過させて上司や幹部にその存在を伝えてしまった以上、採用に漕ぎつけて自らの実績にしたいという気持ちになる。
そして、上司や幹部を引きずり込んでしまった以上、
「いや〜。実は見込み違いでした。。。。」
とも言いにくい。
これは私の個人的な感覚ですが、
サラリーマンは、社内での自分個人の立場やイメージを会社全体への影響や業績よりも大切にする人がほとんどです。
だって、自分が一日をほとんど過ごす生活の場ですから。特に人事なんてほとんど社内で過ごすわけですし。
出世だってしたいし。
まー、人として当然ですよね。私だって出世はできないし、責任もあまり欲しくないですが、その気持ちはわかります。
これは、営業マンに当てはめますと、
ほぼ獲得できそうな案件で、既に上司へ獲得内定の報告までしてしまった。
「ここまで値段を下げてくれれば契約するよ?」
という局面に近い感覚でしょうか。
これ、有能な購買担当者によくあるんですよ。
”最後のひと絞り”
という常套戦術です。
これは実は転職活動にも応用できるんですね。
何を交渉するか?
求人内容によりますが、日本企業ならば年収・月収が主となると思います。
言うのはタダですので、ズバリ自分の希望した金額を言ってみたの方が後々後悔しません。
例えば、年収350万円〜500万円(経験などによる)と記載されていますが、基本若年者がこの求人に申し込んだ場合は、自動的に初期提示は350万円になるのが通常と思います。
まずは、500万円希望で言ってみてもいいのではないでしょうか?
最終面接段階まで進んでるのでしたら、これに対してゼロ回答は少ないと思います。
”切り出す”勇気を出しましょう。
自分の本当の気持ちを伝えるのは、とても勇気がいると思います。
私は今でもそうです。ですが、あとで伝えればよかったと後悔するはもっと嫌ですね。
ましてやお仕事選びです。
待遇にある程度納得した上で入社しなければ、最悪は再度転職と言う結果にもなりかねません。
多くの会社の人事担当者は、給与待遇は言い値で当然合意した雰囲気でサクサクとサインまで話を進めてしまいます。
その待遇に本当に満足していればいですが、そうでないなら切り出しましょう。
今この一瞬で将来の大きな悩みを解決できるかもと考えて、勇気を持って切り出しましょう!

すみません。雇用契約などに進む前に少しご相談がありまして、、、、
これを言われると、先方も話を聞くざるを得ません。
全てはここから始まります。
あなたの新たな扉を開く一言です。
もし、勇気が出せないと言うことでしたら、思い出しましょう。
転職を経験されているあなたでしたら、恐らく以前似たような言葉を発したことがあるのではないでしょうか?

課長、、、すみません。お時間いただけませんか?
相談がありまして。
転職の事情は人それぞれですが、自主退社されたのでしたらあるはずです。
少なくとも私は数々の退社で一番勇気が必要だったのはこの一言を発するまで。
ここを言ってしまえば、あとは勢いでいけてしまうものでした。
そして、辞表を渡して日、退社した空はどこまでも青く、からだが何かから解放された感じた。
もし、同じような経験をお持ちでしたら、それを思い出して切り出す力の原動力とされるのが良いと思います。
中国で転職した実体験談
私の場合は中国での現地採用待遇での転職も経験しましたので、待遇は給与はもちろんですが、海外医療保険とウェルビーの会社負担での加入、家賃全額会社補助など数々の要求をさせてもらいました。
現地採用社員という待遇は、社会保障が脆弱でして、現地の健康保険すらありませんでしたので、医療費は日本に帰国すれば加入していた国保で帰国後に60%ぐらいは還付されましたが、中国では一時的には現金で全額払いが必要でした。
当時の中国は救急車を呼んでも病院治療費の支払いが確保されなければ搬送を開始しないなど、命に関わる環境でもありましたので、海外医療保険をつけてもらえるよう要望を出しました。
運が良かったのかもしれませんが、当時の転職先は真剣に検討してくれまして、100%とはゆきませんでしたが、
「あなた中国語話せますよね?」→ウェルビー×
家賃補助全額→5,000人民元/月全額補助は高いので流石に半額負担
それ以外はほぼ要望を叶えてくれました。
当時の転職先には今でも感謝です。
そして当時の自分の勇気を称えたいです。
よくぞここまで図々しく要求したものだと。😅😅
でも、その行動に後悔もなく、自分で言うのも何ですが、頑張ったと思います。
人材紹介会社さんは注意して選びましょう。
転職される際には、ハローワークなどもありますが、ステップアップを望む転職でしたら、人材紹介会社を利用されることも多いと思います。
人材紹介会社さんは複数登録しましょう。人材紹介会社には、1点だけ注意点があります。
待遇を値切ってくる会社は避けたほうが無難です。
もし対面対応型となる場合は以下だけ注意してください。希望給与を値切ってくる担当者は避けた方がいいです。
私は中国でですが、転職の際に複数の日系、外資系、中国系と人材紹介会社とお付き合いしましたが、会社さんによっては担当者が出来高制になっていますので、単純に求職者の希望給与を下げれば下げるほど、採用率も上がりますし、回転も上がります。
そこで
「他の人と比べてご要望の待遇が高すぎるのでは?」
と求職者へ希望待遇を下げることを頻繁に要求してきます。
人材紹介会社から見れば、求職者も求人者も顧客ですが、できる限り自分に味方をしてくれる会社さんと真剣にお話をするようにしましょう。
ものを売る場合もそうですが、ただの安売りの仕事ならば営業マンはいりません。
今回は以上となります。
理想の待遇の転職先が見つかれば一番ですが、実際中々マッチすることは少ないと思います。
そんな時は自分で変えていくしかありません。
もし、この記事をきっかけに転職給与UPの交渉につながったとなったらこれ程嬉しいことはありません。
最後までお読み意いただきありがとうございました!