中国グルメ

中国 食文化 セミ食べるの? 食べることはあるけれど。

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 本日、NHK onlineで「公園のセミを食べないで!?どういうこと?」でニュースがありましたので、ちょっと中国のセミ食文化について書いてみました。

セミさん食べちゃうの? セミは高級食品(だった?)

 食べます。ですが、セミ色は中国の山東、河北、河南、雲南の一部の地方の食習慣で、中国全土の一般的な食文化とは言えないと思います。
 セミ食の歴史は古く紀元前300年の書物とされる「礼記」にも記されているほどです。しかも「帝王貴族の珍味食品」という位置づけだったようです。
今でも一部地方で根強い人気があり、山東省などでセミを食べる地方では養殖場も存在します。
 ちなみに私の以前の日本国内の山東省出身の知り合いのSNSで「公園で大収穫!」と満面の笑顔のとセミの幼虫の写真をアップしているのをみたことがあります。ただ食べたかった。悪気はありません。汗

セミさん栄養たっぷり

 「高級珍味」と言われていましたが、確かに営養たっぷりのようです。特に土から出たての幼虫が一番栄養価が高いと言われ、1匹の全栄養素のうちタンパク質60%、脂質10%、カルシウム15%を占めると言われています。河南、河北、山東省共に昔は人多く、比較的貧しかったのでタンパク源として貴重な食料源とされていました。

・・・で、味は?

 セミの幼虫の塩漬け後素揚げした物を食べたことがありますが、エビの皮をもっとサクサクにして、歯切れをよくした食感です。エビの香りはせずわずかに土の匂いが残っていますが、塩漬けと油揚げの調理のおかげで癖はあまりなく、青島ビールのつまみにぴったりでした。
見た目はあまり慣れませんでしたが、私は他の虫色に比べればマシだと思いました。プチュっと感がないので、見た目が慣れればクセになると思います。
 私も山東省の田舎の街に仕事で訪れたことがありますが、得意先が気を遣ってくださり、現地の名物料理を出してくれました。その中にセミの幼虫の素揚げが山盛り出てきました。
その他は山東省と言えば、長ネギのとうもろこしクレープ包み、特製味噌が美味しいです。
これらの組み合わせで青島ビールがどんどん進みます。
山東省の人は豪快で熱いイメージがありますね。青島には青島ビールの本拠地ですのでビールは袋量り売りで買え、家にMyタンク常備してる場合もあります。確かに中国全土で流通するビールより濃厚で美味しいです。

中国の皆さんのこうした珍味についてどう考えてる?
カルハラ(カルチャー ハラスメント)には注意。

 日本と同じ感触だと思います。地方の食文化です。
日本でも地方によってはイナゴの佃煮、蜂の子、蛇酒などの珍味食があり、中国の都会人の方々から見ますと、「あー、あそこではあんなの食べるね。私は食べたことないけど」ってな感じですね。
セミに関していうと、好んで食べる中国出身者は本当にごくわずかだと思います。

 また、食べる自体で「中国の人は犬とか蝉とか食べるからヤバいんじゃないの?」みたいな感じで接してしまうと文化を蔑ろにされた感じで反発を受けてしまうこともあるかも知れません。
 私自身も上海で住んでいる際には、一部の方から生食を否定するような発言や魚の活き造りは残酷だ〜云々とか言われたこともあります。私は特に気にしませんでしたが、それは人によります。
言い方は考えた方が無難です。

でもね、高級食材だからと言って

 母国でない場所で蝉を好き勝手乱獲するのは良くないですね。某都内での中国食材店で鮒とか鯉とかナマズとか生きたまま食用として売ってますけど、私は何も裏を調査したこともありませんが、普通に
「どこの川で獲ってきたんだ?普通の流通経路でこんな魚売ってるの?」
とか思ってしまいます。 
 ※正規ルートならすみません。先に謝罪しておきます。


 どこの国の人がどこの国で生活しても同じことが言えますが、基本は「郷に入れば、郷に従え」だと考えます。非合法でなければ、何でも好き勝手やって良いというわけではないと思います。
その地の考えを知り、それに馴染めば、その国の人と同等に扱われて然るべきたと思います。
ですが、残念ながら、郷に従えない、郷が合わないということでしたら、母国で望みを叶えるか、その国の民となり民主主義の国ならば自ら合法かつ正当な行動で世間に認めてもらう。選択肢はこれしかないと思います。

 もし自分達の行動で地元人々に迷惑をかけてしまった場合、

大部分の真面目にまっとうに生きている同胞の評判が落ちて、間接的に迷惑をかけることになります。

海外に住む場合は、母国の時以上にモラル面は注意しなければないもの。。。

 多少ですが、海外で生活したことがある私の持論です。

 以上、今回は勝手な持論を述べてしまいましてすみませんが、以上になります。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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FUJIHO-YI

こんにちわ!FUJHOと申します。 埼玉在住。 柴犬(らぶる)をお迎えしてもうすぐ2年になります。 お迎え初年に、、まさかの骨折。 手術から回復までの過程と費用。そして柴犬と過ごした体験談を通じて飼育と費用などを勉強したことなどを書いています。 稀にセキセイインコ、生活トラブルなどもブログ書いています。 ご一読頂ければ幸いです。

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