虎穴に入らずは虎児を得ず!
働くざるもの食うべからず!
中国の歴史は食の歴史と言っても過言ではありません。美味しいものは星の数ほど、、、でも中には痛みや面倒くささの先に体感できる味があるんです。
中国のウマ痛い料理
ラーメンマンも言っていますが中国に4,000年の歴史あり!
そして14億の人口、55の民族。(ほとんど漢族ですが)
人も多くて民族も多ければ、食べるものも色々あります。
中華料理は日本では広東料理、四川料理、北京料理、上海料理などがあり、麻婆豆腐や餃子、回鍋肉、青椒肉絲などが有名ですが、中国現地ではもっと様々なものがあります。
もちろん、私も実際に現地で体験した中国料理はその一握りですが、今回は美味しいけど上手に食べなければ痛い目に遭う料理を紹介させて頂きます。
60日で中国語力を一気に引き上げ!オンライン中国語コーチングCiiitz(シーズ)美味却疼的中国菜 羊蝎子 = ウマ痛い中国料理 ヤンシェズ
非常に美味しいけど、食べ方のコツがわからないと痛い目に遭う中国料理。
題して痛ウマ中国料理の一品目として、羊蝎子(yáng xiē zi)、カタカナ読み“ヤンシェズ”を紹介させて頂きます。
見た目こんな感じです。羊肉の料理です。
羊蝎子(ヤンシェズ)、百度百科より引用
https://baike.baidu.com/item/羊蝎子/120911?fr=aladdin
見た目はお肉のたっぷり乗った美味しいピリ辛鍋料理。
初見の方はそんな感じの印象を受けると存じます。
美味しいは正しいです。特に現在12月の寒い盛り、熱々ピリ辛でかつ漢方的にも体を温める羊のお肉料理。
これとお酒(白酒?)があると最高ですよね。
ですが、私が初めて羊蝎子(ヤンシェズ)にご対面した時にはびっくりです。
肉に見えた塊、ほぼ骨じゃん。肉ないじゃん!😱😱😱
・・・と聞いてみますと、羊の背骨と腰骨の煮込み料理で、骨の間のマグロで言えば中落ちの様なお肉を食べて楽しむ料理とのこと。
羊蝎子(ヤンシェズ)の由来
羊蝎子(ヤンシェズ)は日本でも有名な东坡肉(トンポーロウ)を開発した、蘇东坡さんが開発した由緒正しい料理です。
彼は宋時代の文学者兼政治家で、政争劣勢の頃、市場の限られた羊肉をうまく食べられない状況で残った羊の骨から考えついたのが、羊蝎子(ヤンシェズ)だったようです。
东坡肉(トンポーロウ)は豚肉の豪華な塊を箸で切れるくらいに煮込んで食べる料理ですが、一方では羊蝎子(ヤンシェズ)の様に骨から少ない肉をほじくり出すような料理を発明する。
うーむ🤔🤔、人生の浮き沈み、盛者必衰を感じますね。
そんな立派な料理のどこが「痛い」の?
それは、、、、。

食べるの難しい〜!からです!
ほとんど骨なんです。しかも歪な形してるんです。😅

そんな形をした骨についているお肉を使い捨てビニール手袋をつけて、両手で持って口からかぶりついて食べるスタイルです!
そこからお肉を食べるには、技術と経験が必要です。🧖♂️🧖🏻

慣れないと唇を損傷し、骨を噛んで歯と顎が痛くなります。唇切りますと唐辛子が襲いかかってくるんです。。。。
その点は、やはり中国現地の方はさすがという他ありません。
私みたいに痛いとか言っている人見たことありません。
骨系の食べ方、非常に慣れています。💪💪
中国料理は実はスペアリブ系多いですからね。🍖🍖🍖
でも、誤解しないでください!
羊蝎子は美味しいです!😍😍
ただし、、、歯と顎と唇には気をつけてください!
歯と顎を傷つけないコツは、深入りしないことです!
手を傷つけないコツは、、、ビニール袋三重にすることです!
日本で羊蝎子を食べられるお店
日本でも少ないですが、羊蝎子が食べられるお店があります。
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13210301/中国の冬の代表的な料理と言えば火鍋。
火鍋と言えば羊肉です。
羊肉の火鍋は重慶の辛い火鍋や北京の銅鍋の火鍋、そして香港などのお一人鍋などが有名ですが、今回は趣向を変えて、羊蝎子を楽しまれるのも一興かと存じます。
今回は以上になります。
中国料理は他にも結構ウマ痛い料理がありますので、次回の機会に紹介させて頂こうと存じます。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
60日で中国語力を一気に引き上げ!オンライン中国語コーチングCiiitz(シーズ)おまけ 中国語
火锅[huǒ guō]:火鍋。
锅底[guō dǐ]:鍋に加えるスープ。出し汁や割り下のような液体の意味。
调料[tiáo liào] :調味料の意味。火鍋の場合はタレの意味も含む。
辣[là]:辛い。
麻[má]:痺れる辛さ。
一次性手套[yī cì xìng shǒu tào] :使い捨て手袋。
上菜快点[shàng cài kuài diǎn] :料理早く出してください。