ご覧いただきありがとうございます!🙇
FUJIHOです。
わたしは今は日本の会社におつとめしていますが、
以前は中国のローカル企業で5年間ほどお仕事していました。
ローカルですので、おしごと環境は日本人ひとり、周りは中国人ということもあり、
会社の”保護動物”として大切にしてもらいました。
そんな環境ですので、現地の同僚のマジなグチってのも聞く機会も多かったです。
これからコロナが終息すれば🙏、、、ですが、
みなさん海外へのおしごと出張も増えると思います。
そこで、スケジューリング前に3つ提案させてください。
ただし、現地の事情に明るく、自分で移動できる場合はご自由にどうぞ。
もし、アテンド、送り迎え、付き添いがいる場合は、
これを心がけてもらえば、現地のパートナーともっとよい関係がつくれるかもしれません。
目次
優秀な人の無駄遣い?アテンド、出張者同行?
これは日系企業でも現地パートナー担当者でもあるあるパターンなのですが、
日本人のアテンドをできる人間なんて限られているんです。
日系企業なんて、非常に費用のかかっている駐在員さんが自ら空港にお出迎えなんてこともあります。
現地担当でも多くは日本語ができる優秀な人材です。
(私は雑兵の現地採用でしたが。。。😓)
給料も高いし、忙しいんです。
これを付加価値のあまり高くないアテンド業務でムダに拘束するというのは、
受け入れ会社さんからみてもよくないですよね。
アテンドは、出張者が最低限のきづかいをすることによって、
彼らの負担が少なくなります。
これであなたの印象も少なくとも悪くなることはなくなります。
注意1 ”苦行”スケジュールを組まない。

時間を無駄にはできないぞ。
ですが、海外出張はつめこみすぎのスケジュールをたてるのはやめてください。
よくあるのが、分単位の移動。
中国は時間にそこまで正確ではありませんし、
インフラなども今ではすごく整備されてはいますが、
車の移動などでは未だ渋滞も多く、トラブルもつきもの。
時間に余裕をもってスケジュールしてください。
私もとある日本のお客様のアテンドで、到着日夜間移動、
夜中までガッツリスケジュール工場見学希望などのばりばりな予定を組まれて、
困ったことがあります。
中国と日本は時間の流れも仕事に対しての感覚は異なります。
特に現地駐在員さんは、アテンド同行の間は駐在員としての業務をこなすことができません。
夜な夜な残業して疲れを溜めさせてしまうことにもなりかねません。
そうならないためにも、余裕を持ったプランニングを心がけましょう。
夕食、2次会、3次会の終了は出張者が切り出す。
これはローカル企業のケースですが、
日本人は夕食、2次会、3次会が常識で、
満足するまで宴会をやめてはならない
、、、と思っている会社さん、
まだまだ多いです。
日本人の場合は、断るのは悪いと思い限界までつきあってしまう人も多いですが、
実はホスト側も”魔法のひとこと”を待っていることも多いです。
その”ひとこと”とは、、、

です。
そろそろ、、、
これは非常に便利な日本語です。😂
ホスト側の体力も無限ではありません。
かといって、自分から切り上げるわけにもいきません。
遅い時間になる前に切り上げることで、
みんなにとっていい結果となります。
注意2 土日祝日の入国・出国はやめましょう。
本当に多くの日本人出張者がやりがちなことなのですが、
土日休日の入国・出国はやめましょう。

こんな上司がいるからとか、
会社の雰囲気が平日移動を許さないとか、
事情はさまざま、
お気持ちよくわかります。
ですが、これが現地にたくさんの負担をかけているんです。
例えばですが、よくあるパターン。
日曜日の正午ぐらいに入国 → 土曜日の午後に帰国
これで現地担当の日曜日のお休みがほぼつぶれます。
そして、場合によっては現地パートナー会社に無駄な費用をかけさせて、
担当者以外の現地社員も休日勤務に巻き込むことになることもあります。
この場合の流れをシュミレーションしてみましょう。
例 入国当日🛬
日曜日の正午なので、彼らは午前中には空港にあなたを迎える準備しています。
そして、正午前にはあなたの到着のために空港で待機してます。

機内もあるだろうし。
でももし食べたいってことだったら、ちょうどレストランも休憩時間だし、見つけづらいよな。
とりあえずご飯食べないで待ってよう。
なんて迷いながら。
やっと空港で合流。
まずはホテルでチェックイン。
お昼ごはんをどうするかは場合によります。
その後でも日曜日の昼下がり、

おつかれさまです〜。👋
とはいかないケースも多いです。😅
午後はあなたの観光や買い物案内になんてことも。
そして、初日の夕食はパートナー企業側の主なメンバーとの会食ってことが多いです。
彼らは仕事とわかっていますが、彼ら一人一人に家族や恋人がいて、
本来は平日の月曜日に入国すれば、平日夕方でよかったはずのあなたとの会食は、
法定休日が日本よりはるかに少ない、
非常に貴重な彼らのプライベートタイムをうばってしまうことになります。
パートナーが従業員にやさしい会社さんならば、休日出勤手当てでもだしますが、
中国ローカル企業だったら、私の見てきた限りは無償の休日出勤になります。
例 帰国当日✈️
そして、あなたは順調にスケジュールをこなして、
土曜日に無事帰国できることになりました。
土曜日の午後のフライトでしたね。
パートナーの担当者はお見送りのためにまたも休日出勤です。

でも機内食でるだろうし。
やはり一応声はかけておこう。
あなたが入国の時と同じようなことを考えます。
飛行機のフライト2時間前となり、ようやく解散。。。。
こんな感じです。
ちょろくない?と思われた方
これを読まれて、もしかしたらこう思われたかもしれません。

仕事だもん。
ですが、日本のお客さんはたくさんいるんです。
あなたを送った翌日にまた新しい日本のお客さんが入国!
そして、何週間も!?という過酷パターン!😱😱
結構あるあるです。
もちろん、現地担当者へは人に前もって

週末ですがすみません。
といえば、

というとは思いますが、
ほとんどの場合は、それは方便です。😭😭
こちらから気をつかって土日祝日の業務は避けましょう。
対策
どうしても土日移動せざるを得ない場合は、
土日祝日入国日の宿泊場所、日曜出国前日夜は空港内のホテルに宿泊する。
土曜入国の食事は日曜帰国時の食事が必要かどうか?
空き時間に行きたい場所がある場合は事前に連絡しておく。
そして予備日で空き日が発生する場合は、できる限り単独行動にする。
(手間をとらせない。)
などの対策もあります。
注意3 やるべきことを確実にやる。遠隔出張にしない。
当たり前のことですが、
出張中でやることは確実に終わらせて帰ってください。
わざわざはるばる中国まで出張にきたのに、
やり残しが多く、出張から帰ったあと気がついて、
日本から

確認お願いします。
みたいな感じで、
出張続編〜遠隔出張調査〜
がはじまってしまうことです。
これがかなりの確率であるんです。
少しならばまだいいんですが、工場で実際にみなければわからない内容とか、
すでに現地で説明したにかかわらず、記録をしていなくて同じ質問をくりかえす。
これ結構あるあるです。
当然ですが、チェックリストはしっかり作成してから出張にのぞんでください。
まとめ 〜基本は出張者歓迎です。〜
スケジュールは詰め込み過ぎない。
土日祝日の入国・出国はしない。
やるべきことを確実にやる。遠隔出張にしない。
3点のやめてほしいことをあげさせてもらいました。
しかし、一点補足させてもらいますと、
中国ローカル企業も日系現地法人も出張者さんは大歓迎です。
彼らからみれば、日本の生の情報をGETできるいい機会ですし、
新鮮ですのでお話も楽しいですよね。
昔の私のお話をしますと、1年間ほとんど中国語、
たまに現地の日本人とお仕事で話すくらいで、
日本語単語を忘れはじめていたような状態だったということもあり、
実際にお会いして話す生きた日本語を話す機会には飢えてました。😭
(正直、日本食にもね。。。🍣)
思えば、興奮のあまり初対面のお客様に関わらず、私はベラベラよく話していたと思います。
海外出張とアテンド担当は、特別な体験なので記憶に残りやすくて、
とても仲良くなれるチャンスです。
ですので、海外関係のおしごとをされている方は、
コロナが終わったら、臆することなく、どんどん出張することをおすすめします。
今回は以上となります。
最後までお読みいいただき、ありがとうございました!