(この記事は10月10日に更新しました。)
先の見えない地平線の見えそうな平原。
日本に住んでいますと中々お目にかかることがありませんよね。
子供の頃のロールプレイングゲームで見た、
「町があり、宿屋があって、そこから出ると見渡す限りの平原、モンスターが出そうな風景。」
中国の地方に出張などで訪れると、結構お目にかかれることがあるんです。
今回動画を掲載させてもらいます東北の吉林省もそうですが、その他にも山東省の内陸の幹線道路沿いなど各都市間の空白地などで見かけることができます。
日本国内でも建物がない土地が続く土地というだけならば、地方間の主要道路などからも見ることができますが、これまた雰囲気が違います。
山東省の山岳地帯ですと、木が伐採し尽くされたハゲ山、雑草すら生えていない乾いた粘土質の土の平原、そしてハゲ山の山頂に見える謎の”ほこら”があったり、林の中に突然盛り土に立札のお墓が出現したり、子供の頃ロールプレイングゲームに熱中した世代が見たらワクワクするような風景が見られたりします。

個人的には工場やビジネスより、そういう土地の探索や人々の暮らしなどに興味があり、寄り道して実際のところを見てみたいのですが、残念ながらその機会はありませんね。
以下、吉林省の幹線道路の動画を埋め込んでみました。何の珍しい動画でもないのですが、ご覧いただけましたら幸いです。
吉林省の空港から市街地までの幹線道路にて
吉林省の幹線道路をスマホでスロー録画してみました。
多くの方が行かれたことはないとは思いますが、懐かしい感じがしませんか?
畑は黄金色は稲、他はとうもろこしです。米は食用としてですが、とうもろこしはほぼバイオエタノール用途だそうです。
吉林省ではガソリンにバイオエタノールを混ぜて車の燃料としているみたいですね。
以下動画です。
これは中国吉林省龍嘉国際機場から吉林市まで繋がる幹線道路の一風景です。
ちなみに動画の地方は、冬になると気温は零下20℃にも達し、10月頃から降雪が始まり見渡す限り真っ白になる地方です。
この近くに松花江という凍らない川があります。
松花江と真っ白な大地とダイヤモンドダストの組み合わせが絶景なのだそうです。
ダムが凍らない原因として「豊満水力ダム」が上流にあるおかげで、日本のHPで見ると旧日本の悪い評判ばかりのようですが、現地でいろいろ聞くとダム自体は評判はいいんですよね。
中国の東北の”コメ”
中国では東北料理が有名です。
動画のような広大な農場が各地にあり、お米についてはブランド米として中国国内各地の食品市場で買うことができます。
私も上海で生活している際には、東北米にはお世話になりました。
個人的には、中国米の中では一番美味しいと思います。ただ、日本米に比較してしまうと、独特の香りと多少のパサパサ感があります。
これはこれで美味しくはあるのですが、たまに日本のお米が食べたくなります。
そこで登場するのが、”中国東北産コシヒカリ”です。
高級品としてコシヒカリ品種の中国東北産米も作られており、大都市部の日系スーパーなどで売っています。
中国に行かれて、食事の際に主食は日本より色々な種類があるので、迷ってしまうかも知れませんが、敢えて”白米飯”を食べてみるのも一興です。
お米を味わってみますと日中間の味覚の違いというものを少し感じることができると思います。
以上、今はコロナ禍で行くことは難しいですが、冬の旅行に一風変わった旅行先としていかがでしょうか?
本日は上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。