ご覧いただきありがとうございます。
セキセイインコのアオさんを我が家にお迎えして、約8ヶ月になりました。
今回は8月23日に鳥生初めてしたクリッピング(羽根切り)の件を書いてみました。
セキセイインコの飛行距離を短くするための処置ですけど、
どの羽根を切るか?
どうやって切るか?
切るときにインコは暴れないか?
切った後のインコのケアはどうだろうか?
とかいろいろ学ぶことがありました。
ですので、体験ベースで書いてみました。
ちなみに結論、9月12日現在。
アオさんは2〜3mほどの飛行力が回復。
セキセイインコとしての自信も取り戻したようです。
ですが、、、、アオさんは初めての体験で挫折感を味あわせることに。
翼を失った○○
なんて言い回しがありますが、やっぱり鳥として飛べなくなるのはメンタルがやられるようですね。
Contents
生後8ヶ月で空の我が家の空の王者に
自在に飛べるようになったアオさん
先月の段階で体重も38gを誇り、身体は大人並みとなったアオさん。
自由自在の飛行力を身につけて、鳥生早くも黄金時代を楽しんでいます。
恐るべき飛行能力とその軌道
羽根も生え揃い、毎日泡冷えむきエサをガッツリ食して筋肉も十分。
こうなると飛行軌道がすごいんです。
私が子供の頃インコを飼っていた時には気にしていませんでしたし、身近な野鳥のスズメや鳩、ツバメは広い外なので直線軌道しか飛んでいる場面ぐらいしかみたことありません。
しかし、アオさんは我が家が外ほど広くないということもあるのか、曲線軌道も思いのままに飛ぶことができるんです。
流石にハチドリのように空中での停止浮遊こそはできません。
ですが、空中で手などの障害物に遭遇した際はほぼ直角90°レベルでの方向変換が可能です。
急降下、急上昇も可能。
目的物までに高度が足りない場合は、一度左右に方向転換してスクリュー上に高度を合わせることも可能。🌪
セキセイインコの飛行能力と器用さには脱帽です。
ヘリコプター並みの柔軟な軌道、そして直線飛行の速度も相当なものです。
これでも野生に戻ったら、捕食される立場。
自然界ってのは恐ろしい。。。。
高所が大好きになり手がつけられず
変幻自在の飛行をおぼえたアオさんですが、その結果、安全地帯を見つけてしまいました。
カーテンレールの上。
鳥たるものやはり上から見渡す立場でなければならない・・・・とは言っていませんが、セキセイインコは高い場所にいた方が安心する性格なので仕方ありません。
別にレールの上にいること自体は問題ないのですが、
ゲージの外が好きすぎて帰らない。
子供が家に帰そうと思っても届かないという問題が。。。
ということで、羽根切りをすることといたしました。
はじめてのクリッピング
クリッピング。
何だかファイリングみたいな響きの言葉ですが、鳥の羽根を切って飛行を制限するのをそういうそうです。
私が子供の頃飼ったインコさんも羽根切ってましたね。
ですが、当時は両親が切っていましたので、自分でやるのは初めてです。
何切るの? 初列風切羽根をきることにしました。
羽根切るって何か羽根いっぱいあるんだけど?どれ切るん?
初めての経験なので、私はクリッピングのやり方を知りません。
で、ちょっとアオさんに失礼して羽根を見させてもらいますと。

とこの時になって初めて気がつきました。。。
セキセイインコ、いや鳥の羽根といってもたくさんあるみたいです。
まず、手の部分が変形した羽根全体。
尻尾の部分で尾羽。
普段私たちが言っているハネというのは手の変形したやつの方ですね。
※コトバンク(翼)より引用、コトバンクさんも
(小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)についてから引用されているようです。)
初列風切羽根?
次列風切羽根?
三列風切羽根?
これ全部切ってしまっていいのか?
それとも一部だけ切るのか?
どれくらいの長さを切るのか?

ということで、各羽根の役割を調べてみてた結果。
初列風切羽根を3枚ほど切ることにしました。


ってな感じで。
初列風切羽根
主に進む力(推進力)と揚力(飛び上がる力)ための羽根とのことです。

次列風切羽根
初列風切羽根と協力して主に揚力を得る羽根とのことです。

三列風切羽根
気流の調整と揚力を上げる。

NGは? 成長中の羽根は切っちゃダメ。
切る羽根はどこにするか決まりました。
そして、切る前に懸念点をチェック。

おっと調べていなかった。
成長している羽根はまだ羽根の芯ん中に血が通ってい赤くなっているようです。
これを切ってしまうと、羽根ペンのように出血してしまうとか?

アオさん、すまん。
ということで再度捕まえて羽根をチェック。
だい、、、じょうぶだな?
羽根の芯も白いので、羽根の成長期ではないようです。
長さはどうしましょ? 今回は半分ぐらい。
これは初列風切羽根を現在の半分程度にきることにしました。
いろいろが調べたんですが、ネットや立ち読み本でも情報がないんですよね。
そりゃインコさんによってからだ成長具合も違うし、羽根の長さも微妙に違う。
クリッピング後にどれくらい飛ぶ力を残すか?
これによっても変わってくると思います。
我が家のアオさんの目的は、カーテンレールまで飛ばせないようにすることです。

とのことで、とりあえず長さは半分ぐらいということにしました。
何を使って切る? 糸切りハサミ?
羽根を切るにはハサミを使います。
私は考えた結果、裁縫の糸切りハサミを使うことにしました。
理由としては、刃渡りが短いので手元が狂いにくいことですね。
どんなハサミでも切れればいいと思ってはいましたが、一般的なハサミって刃渡りが長くて細かいものを切るにはあまり向いてないんですよね。
あと、アオさんから見て身体をつかまれて、羽根を広げさせられて、羽根を切られるというのは恐怖でしかありません。
ですので、もちろん暴れます。🥶🥶
そんな中、刃渡りが長いっての操作上ちょっと不便なんですよね。
意図しない次列風切羽根を切ってしまうとか。
万一暴れて足を切ってしまったらなどを考えてしまいます。
ということで、
命中率が高くて切れ味のいい糸切りバサミを選びました。
クリッピングは問題なく完了。二人がかり?
我が家は私が抑え役。
妻が羽根切り役。
役割分担する方法で無事クリッピングすることができました。
(クリッピングをしている写真を撮影する余裕はありませんでした。写真なしですみません。)
一回予行練習をしましたが、アオさんかなりの恐怖で暴れました。
これは万一の命中外しもあり得ます。
ということで、私が悪実に羽根を広げて動きを止めて、妻がカットすることとしました。
獣医さんなどプロの方はもちろん一人でOKだと思いますが、経験のない素人さんでしたら二人でやった方が安心かもしれませんね。
Before (目つむってますが。)
After(背中がさみしげです。😭)
こんな感じで仕上がりました。
クリッピング後のアオさん
クリッピング直後はアオさんは心臓バクバクです。
そして、恐らく自分でも何が起こったかわかっていません。
飛べる距離は自由自在から、1メートルちょっとぐらいまで短くなりました。
おさわり禁止モードに。文字通り人間不信。
アオさんは恐らくペットショップでクリップング経験があると思いますが、その頃は生後本当にまもない頃だと思います。
恐らく今回のクリッピングが実質の鳥生初めての経験。
そして、我々も素人ですのでそれはそれは恐ろしい経験だったでしょう。
・・・ということで、おさわり禁止モードとなりました。


まー、人間不信ですね。。。😭
ただし、手乗りや肩乗りはOKです。
クリッピングは安全注意。
クリッピング直後はアオさんも状況がわかっていませんので、通常通り飛ぼうとします。
試しに低い場所で飛ばそうとしましたが、ボテっと落ちちゃいますね。

あとは、放鳥時も飛べないので歩きが多くなりますので、子供達の踏み潰し事故は要注意ですね。
クリッピング後のストレス発散
セキセイインコも本能で飛ぶ生き物。
今まで自由自在に飛べていたのが、飛べない鳥になってしまうのは自信喪失。
ストレスが溜まる、、、、、と思います。
比較写真です。
クリッピング前の写真です。
何となく自信満々に見えませんか?
クリッピング後の写真です。
何か目がうつろになっています。😅
ストレスケアのために
クリッピングの後しばらくこんなうつろな表情が続いていました。
何とか機嫌を直してもらおうと、対策を取りました。
まずはゲージの中にかじれるものを増やしました。
かじり木、カルボーン、岩塩の3種類を設置しました。
しかしながら、今のアオさんにはカルボーンは柔らかすぎて刺激不足のようです。
岩塩は食べないでガンガン削って2週間もすれば粉になってしまい、カルボーンは留め金外しがマイブームのようで、金網につけたカルボーン床の上に落ちています。
アオさんの最新のマイブームはかじり木ですね。
以前はハムスター用のとうもろこしのような形のやつを足場がわりにつけていました。
これがこんな感じになっていて、

ということなので、インコ用を追加設置しました。
こんな感じ。
古いほうは とうもろこし のような溝がなくなるほどボロボロです。
このかじりコーンはハムスター用ですが、実はインコのゲージでも使えたりします。
多少太いですが、この太さがアオさんには噛み心地よろしいようですね。
次に放鳥ですね。しばらくの間は意識的に放鳥してあげるようにしました。
テーブルの上におやつを撒いて運動不足予防です。
まとめ (注意事項一覧)
今回は我が家に来てから初めてアオさんにクリッピング(羽根切り)をしました。
完璧とまでは行けませんが、何とかアオさんに怪我をさせることもなく無事処置できました。

学び得たクリッピングのポイントは以下の通りです。
・成長期の羽根がある時にはクリッピングはしてはいけない。羽根に血が通っていると出血する。
・クリッピングする羽根は一番外側の初列風切り羽根の3枚くらい。
・羽根を切る長さは半分くらいにすると大体2mくらいの飛距離になる。(アオさんの場合、恐らく個体差あり)
・ハサミは刃渡り短い方がいい?手元が狂いにくい。
・クリッピングする時は鳥さんは暴れます。二人でやった方がいいかも。
・セキセイインコも羽根を切られると人間不信になることも。
・セキセイインコも突然上手に飛べなくなると自信喪失する?
また、もう一つどうしても自分でクリッピングをする自信がないという方は、専門の獣医さんでもクリッピングをしてくれるようです。
私は獣医さんは高額な治療費がかかるイメージを持っていましたが、調べてみましたら費用もあまり高くないですね。
おおむね1,000円ほどのようです。
なので、次回は獣医さんにお願いしてみようかなとも考えてみます。
今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!