ご覧いただきまして、
ありがとうございます!🙇♂️
突然ですが、
皆さんコネで会社に入社したことがありますか?
これは意外に少ないのではないでしょうか?
今回はコネ入社について書いてみました。
コネ入社に書いて書いてみたきっかけですが、
鬼滅の刃🗡
というアニメ(マンガ)です。
子供と一緒に見てみて、
結構ハマってしまいまして、、、。
この漫画、
おっさんに響くメッセージが結構あるんっすよ。
キャラの人生に、
それぞれ影あり、
想いあり、
恨みあり、
グサッと刺さった、
耳が痛い言葉はこれ。。。。😅
鬼滅の刃 コミックより引用

幸い、今はプチブラック企業は離脱し、
比較的心穏やかに過ごしてます。
ですが、私は経験あるんっすよ。
判断をミスって、
握られたくない人に、
生殺与奪の権利を握られていたことが。
どうすれば良いでしょう?
現代版 生殺与奪の権を握られる?
今の時代にそんなことなんてあるかい?🥱
そうですね。
本当にとって食われることはないと思います。
ですが、
強い影響力で人生をコントロールされちゃうことって、
結構あるんです。
時間と自由、そして経済力、思考思想、気力をにぎられる。
まさに首根っこ掴まれて、
いつでも
のど輪落とし✊🥶🥶
できる体制を取られている。
みたいな感じかと思います。
そうなってしまったらどうですれば良いでしょう?
一番いい方法は、

と気がついた時点で、
隠密🥷で脱出準備をはじめて、
ある日、サクサクサクっと
速攻で退職→華やかな転身
が最強です。
ですが、
みんながそんな鮮やかにできるもんじゃありません。

今回は、コネの出会いから結末について書いていきます。
コネ入社は盛衰がある?
コネ入社でうまくやっている方もたくさんいるとと思います。
ですが、
私のようにうまくいかなかった人は、
本当に多いと思います。
これは、人の雇用だけでなくて、
会社の合弁とかもです。
コネで突然破綻することもありますが、
多くはこんな感じで、
末路を迎えることなります。
出会い、はじまり
コネ入社直後、
会社はあなたに期待して、
あなたは会社へ期待します。
フレッシュな気分で、
相手が自分の夢をかなえてくれると、
期待に胸をふくらませます💓
活躍、黄金時代
あなたと会社は息がぴったり、
あなたの斬新な意見、
会社も寛大にGOサイン、
そして成果をあげます!
この時、会社は

と思い、

転職成功したな〜。ほくほく🤗
と黄金期を迎えます。
そして、
会社も更なる大活躍をあなたに望みます。
会社はあなたを認めました。
あなたへの期待のハードルは上がります。
そして、あなたも会社への期待が膨らみます。
伸び悩みへ
過熱感。🔥
本当に株式投資みたいです。
会社のあなたへの期待は青天井。
あなたの会社への期待は青天井。
そして、待遇は、
急加速で上がっていくでしょう。
なぜなら、
コネの待遇ははやく上がりやすいのです。
経営者の一門衆の次に待遇は上がりやすいです。
ですが、、、所詮は家族ではありません。
現実、待遇に天井があります。
コネ入社はその天井に達するのも早い。
相互不満
会社はあなたに
他の社員では考えられない
スンバラシー待遇を与えました。
そして、一緒に
スンバラシー成果を求めます。
成果をだしつづければ、
黄金時代はつづきます。
ですが、それは本当にムヅカシイ。
そして、
会社もこれ以上の待遇UPもむずかしい。

歯車が狂いはじめます。
崩壊期 疑心暗鬼
あなたは会社の期待する
スンゴイ成果をあげられず、
会社もあなたを持ち上げてましたので、
今まで通りの成果じゃ、
満足してくれません。

おいらのが、ワカに絶対服従ですし、
いい仕事しまっせ。
みたいなことにもなります。
コネ元とコネ先、
お互いの信頼感が急速に落ちてきます。
結末
こうなると、多くのパターンは、
コネ入社した社員が身を引きます。
その翌日には、
その社内では、何事もなかったみたいに
何気ない毎日がはじまります。
あなたがつくった成果も
あなたでなければダメだと思ってた仕事も
当たり前に別の人間にひきつがれます。
ちょっとだけ混乱しますが、
それはそれで、
業務の質がちょっと下がった感じで、
支障はでません。
このように、
5年もすれば、存在しなかったのごとく、
話題にすらならず、
消えていく。
これがリアルです。😂
コネの成功失敗について
コネ入社の大多数のケースについて、
書いてみましたが、
ご覧の通り、バッドエンドです。
もちろん、サクセスストーリーはありますが、
少ないケースだと思います。
会社を激変させる大成果をあげて、
そのまま幹部入りしたか?
縁組するか、
舎弟として永代臣従の契りを交わしたケース、
でしょうか。
コネで入ると、
長い時間を中途半端な成果で生き残るのは難しいといえます。
ケーススタディ Let's コネコネ
コネの盛衰について書いてきましたが、
ここからは、私の実体験。
実際にコネで働いてみた
というを書いてました。
コネ入社のおさそい。
私は上海の最初の会社はコネ入社でした。

だれか知らないかな?
きっかけは、上海からの
大学の同級生の電話でした。
彼は社長の嫡男で日本に留学しているときに知り合いました。
以下、中国の歴史にちなんで、
彼を太子、
その父である社長を宗家と呼ばせて頂きます。
その会社は中国国内のローカル企業で、
日本企業への輸出を望んでいて、
その開拓営業員として、
日本人を探していたのです。
たまたま、私自身が日本のお仕事にうんざりしていて、
私が自分でコネ入社となった。
という流れです。

待遇は?
最初は3,000人民元/月、
1年間は中国語学習優先で、
というものでした。
ガチで転職ということですと、
日本の頃の待遇と比べて、
大幅DOWN!😭
ですが、
ものは考えよう、
中国語も新しい会社の業務知識もゼロ、
この状態で、お給料をもらいながら、
しかも、中国語を学ぶ時間はもらえる。
自分の成長のためにはいいと思い、
喜んでサインしました。
実は現地に行ってから相談した待遇です。
通常の転職、しかも中国でしたら、

となると思いますが、
これがコネ入社ならでは、
そして、今思えば、
中国で働く
という非日常への興奮が
先行してしまっていたのだと思います。
宿泊は会社の4人部屋の寮をすすめられましたが、

と大学寮を選びました。
1,200元/月だと記憶しています。
中国式履歴書
コネとは言え、
一応中国式履歴書を書いたのですが、
民族?
政治思想?
両親職業?
日本ではない項目があって、
新鮮でした。

と言うと、

政治思想は、、、、自由民主党。
そう書いておきなさい。
とのことでしたので、
その通り書きました。
私は別に自民党員でもないんですけどね。
出勤
上海到着から3日ほど、
身の回りが落ち着いて、
早速出勤です。
入社時に準備されたものは、
デスクトップパソコン1台、
国際電話対応固定電話機1台、
ノート1冊、
自社の会社紹介のリーフレット1セット、
以上!
そして、
8畳ぐらいはあろうかという事務個室。
まずは、総経理である宗家に挨拶を済ませ、
事務個室に通され、

君のために設備は揃えた。
遠慮なくお金を稼いでくれたまえ!
儲かるなら何やってもいいですよ。
いいですか?
稼いでください。
では。
最初の一年、新鮮さから頑張りました。
とある製品のOEMをできる工場があったので、
幸い日本の顧客を数件開拓することができ、
宗家&太子も、、。

と評価は上々、
関係は良好でした。
短い黄金期 上がり続ける待遇
1年間、小さいながらも
日本企業からのOEMのお仕事を獲得し、
待遇も6,000元/月までUP。

もっと、もっとだ〜。
高まる期待。
毎夜の会社の得意先や重要顧客などにも、
我が社が雇った日本人🐼
として、マスコット的にお呼ばれし、
太子との関係もプライベートでも、
週末まで遊びにいくほど。
黄金期を迎えました。

俺たちならまだいける!
更なる高みへ!✈️
獲ろうぜ大中華!
って感じっすね。😂
しかし、2年目ぐらいになると、
黄金期も陰りを見せ始めます。
絶好調の高度成長にのって
当時の中国は絶好調!
経済二桁調整は当たり前!
数年後には北京オリンピック!
そして、上海万博!
GDPも2位へと躍進!
宗家の会社も国内に輸出に絶好調!
伊達家でいう、
さんさしぐれ状態でした。
向かうとこと敵なしです。
宗家の会社は、
建設、鉄道、航空、鋼鉄などにつながる、
特殊な製品を扱っていることもあり、
規模もどんどん拡大、
毎晩の来客接待のランクも上がってきます。
ですので、
太子も国内対応がメインになってきました。
綻び
そして、迎えた2年目以降、
私も上海の生活も慣れてきて、
仕事で知り合った日本の顧客とも交流も始まったり、
仕事や日本人同士と言うことで外出面談
→会食という機会が増えてきた。
となると、日本人同士ですので、
ネイティブ日本語で商談や打ち合わせをする機会が増えて来るわけです。
会食でも日本人同士ならではの表現や、
稀に中国へのブラックジョークみたいのもあり、
当初は太子もよく同席していたのですが、
多忙もあり、
少しづつ参加が少なくなってきました。
今思えば、もしかしたらですが、
ネイティブ日本語やブラックジョーク、
太子は自分のわからない言語で会話されることで、
話題に入れないので、
自尊心が傷つけてしまったのかもしれません。😱
それとも何か私が不信感を与える言動をしたのか?
またはその他か?理由はわかりませんが、
私が日本の顧客へ訪問するのを阻むようになってきました。
業務中の現地の日本企業への単独の訪問を許可しない、
というようになってきたのです。
天井?ここからどうする?
そうこうしているうちに3年目となりました。
その間にも宗家と私の関係は微妙ではありましたが、
少なくとも実績をかさね、
給与待遇もことあるごとに、
都度交渉し、初任給から6倍強まで上がっておりました。
ここからが、コネはむずかしい。
いままで給与待遇。
開拓が目標。
しかし、周囲の一般現地社員の営業社員の給料は、
せいぜい5,000元 /月ほど、
これ以上は難しくなってきた。
こうなると人生の選択が必要となってくる。
身の振り方① 更なる出世を目指す。
別名、舎弟化コース。
仕事はもちろん、
私生活、
個人の時間も家族の立場まで経営者家族に捧げて幹部となる。
“使徒”(ベルセルク参照?)的なイメージ?
仕事ができて、
“捧げる”
ことができる人はこちらを選べます。
身の振り方② やり過ごしコース
別名、ぶら下がりコース
目立たぬように、
経営者家族にも嫌われないように、
最低限の付き合いで真面目に静かに、
時が過ぎるのを待ち続ける。
仕事は淡々と過ごす。
身の振り方③ 離脱転職コース
別名、さっさと退散コース
業務は業務でこなしつつ、
密かに転職準備を進めていく。
身の振り方結論
私は出世競争は、
“うまくできない”人です。
なんというか、
ごますりとかで、
出世を必死に目指している姿を見ると、
鳥肌立つんですよね。
うわ〜🤮🤮🤮
って感じになってしまうんです。

老大!老大!我来了!
(アニキ!アニキ!オレきたよ!)
ってのを毎日目にしていて、
確かにそれやっていたやつは、
現地採用でも出世していた。
🤔🤔🤔🤔🤔
彼は生涯舎弟として組み込まれて、
生殺与奪の権を自ら望んで、
握られにいってるんだな。
これを見て、

捧げられないよ。
舎弟は、、、、嫌だ。
と思ってしまいました。
捧げる度胸がありませんでした。
ですので、心は決まりました。
③を選び、
4年目に入る直前に退社することとなりました。
離職証明のために円満退社!?
私は4年間を宗家の会社にお世話になり、
水面下で現地で転職活動、
見つけ次第退職させて頂きました。
もう一歩踏み込んで、
転職を決めた理由は、
当時今の妻と結婚を考えだしたことでした。
自分の新しい家族に、
経営者一家の舎弟をしている姿
を見られたくない。
そして、
万一家族まで舎弟一家扱いとなるのは、
絶対に容認できないと考えたからでした。
これは、当時の私にとっては、
給与待遇以上に大切なことでした。
かといって、
家族ができてからの転職は更にリスクを伴います。
結果、アウェイの上海で、
待遇が下がることを覚悟してでも転職の決断したのでした。
ただし、宗家と太子には、
日本の両親が体調を崩してしまったので、
帰国しなければならない。😭
と理由で説明して、
円満退職っぽくすることには成功しました。
と言うのも、
中国は転職後の就労査証取得の資料に
「前職の離職証明書」が必要になりますので、
喧嘩して関係崩壊すると大変なことになりかねません。
もし、爆発スパークするならば、
「離職証明書」をGETしてからにして下さい。


最もらしい理由をつけて、日本でも帰国後転職であると優位になるとかで必要だと言い張ったよ。
・・・と言うことで、感情に任せて、

こんな会社いますぐやめてやる!?
となると面倒なことになるので気をつけて下さい。
Let'sコネコネ 反省、そして対策
私のコネ入社の結果は、
短期的に成功。
長期的に失敗。
という自己評価です。
短期的には、
3年間で中国語を学べ、
中国での仕事文化を学べ、
後半は結構お金を貯めれました。
長期的には、
継続できない仕事に時間を費やしてしまった。
そして、貴重な友との関係が微妙になりました。
反省:ミスマッチがあった。
入社時の利害はマッチしていたものの、
お互いの大方針に大きなミスマッチがありました。
<宗家&太子>

日本の市場開拓し、将来的には日本支社設立の先遣隊にしたい。
<私>
中国語を学びながら1年ぐらい働き、輸出入営業の経験を積みたい。

当時、両者腹を割って話すまでの友好度には至っておらず、
お互いの思惑も知らずに入社していました。

思わぬ拾いものじゃな。大きく育てて日本進出の先鋒として活躍してもらおう。