日本のメディアでいろいろと中国の問題が取り沙汰されています。
そんな中、私のお仕事はコロナ禍ながら、
民間レベルの日中友好の日常の基に粛々とお仕事が進められています。
こんな中、お仕事上で思うことは

お上がどうなるかは、私のような一雑兵には知ったこことではありませんが、
日本と中国の”おとりひき”は今後とも続いていくと思います。
だったら、効率よく楽しくやっていきたい。
ならば、、、と日中貿易で雑兵として槍衾でつつき続けてやっとわかった
効率UPために意識すべきことを書いてみることにしました。
いろいろ挙げるとキリがないので、3点に絞りました。
中国人とのビジネス上で意識すべき3点
突然結論にいきます。
それは、
スピード感、的確な指示、寛大さと柔軟性
です。
何だ〜。こんなの当たり前じゃんと思ったと思います。
ですが、多くの日本人(日本企業)はこれができていないんです。
そして、私も実践しきれていないんです。
では、3点をどういうことか説明していきます。
スピード感
中国企業とお仕事する場合は、
普段から自分で「できること」と「できないこと」、
権限範囲を上司と相談しておいてからことに当たった方が効率的です。
これにより中国企業の武器のスピード感にある程度対応できるようになります。
即断即決、とりあえずやってみる。
中国のスピード感の源はトライ&エラー精神です。
極端な話、中国でお仕事していると、
(初問い合わせ)
これ探してます。
↓
見積もり下さい。
↓
価格交渉
↓
購入決定
↓
正式契約
(先払い?いいよ。明日振り込むから)
みたいな流れが、1時間で完結することもあります。
トップ同士ではなく、私と同じような担当者レベル同士のお話です。

日本ならこんなこと言われそうですが、
中国では担当者レベルでもある程度の範囲で権限が委譲されていて、
それを越す場合でも、SNSなどで上司にサクッと聞いて了承を得る場合が多いからこのようなスピード感が実現できています。
これが、日本企業になると会社の規模が大きければ大きいほど社内での関節が多く、
時間がかかって、ひどい場合は見積もり一つで1ヶ月なんて場合もあります。
時間が経ち過ぎてビジネスチャンスを逃す。

担当者はキーマンではないと見なされ、次から声がかからなくなる。

という悪循環を生んでしまうこともしばしば。
ですので、上司に催促はしずらい環境でしたら、
普段から自分の権限範囲を決めておくことができれば、
少なくともその範囲で即決回答を行うことができます。
せめてできることだけは確認しておき、その範囲では即断できるようにしておきましょう。
指示は細かく的確に
中国製品の弱点は ”雑” この一言につきます。
それ以外に弱点はないと言えます。(😱言い切るか!?)
それを補える日本の細やかさと噛み合うと胆大心小と言えるような最強タッグとなります。
・・・噛み合わせて、かつそれを継続するのは本当に難しいんですけどね。
中国が細かさ身につけたら、日本いらなくなっちゃうじゃん?
うーん、いろいろな事情で、そうはなれないと思います。。。。🤔🤔🤔
話を戻しまして。
品質の指示にしろ、包装の指示にしろ、


と思いついたものは、ほぼ顕在化するリスクと考えて細かくしつこいくらいに指示しましょう。
まさか は 起こる。😅
と考えて行動しましょう。
日本国内の中国製品は溢れていますが、日に日に品質が上がってきているのはお気づきでしょうか。
エビデンスこそありませんが、これは中国企業の経験値が上がっていることももちろんですが、
同時にこれを管理する現地の品質管理、日本に入る前の受け入れ管理、
日本で仕入れ担当者の的確な指示の功績を欠かせません。
かつて爆買いがあったコロナ前は、
同じ中国製なのに日本で買った方が品質がいいと中国人が来日して、
お土産に中国製品を買って帰るという現象まで起きました。
Made in China Japan Special Quality
ですね。
日本に住んでいる私達は、これを当たり前のように享受できています。
これは、上記のように日本に入る前に厳しい管理がされているおかげです。
日々感謝ですね。🙇♂️
寛大 柔軟性
前述に指示を細かく的確にと書きましたが、
やっちまった場合😱のシュミレーションを常に想定しておきましょう。
中国の強みはトライ&エラーであることは前述しました。
それも極端なトライ&エラーです。迷うなら勘で突き進みます。

の世界感です。
そして、大量のエラーが生まれ、それを踏み越えて成功が生まれます。
失敗を踏み越えて事を進めますので、「事後報告」もどうしてもでてしまいます。
注意して改善してくれるならいいのですが、注意しても本能で組み込まれていて、トライ重視で突き進む相手がどうしてもでてきます。
ですので、全体をうまく行かせるためには、
発生すべき”多少の”エラーはうまく受け入れて柔軟に対処することが必要になってきます。
それが皮肉なことに仕事の突破力が強い相手にそういう人が多いんです。
だから、足りない部分はこちら側で補なうことによって、うまくいきやすくなります。
まとめ
スピード感、的確な指示、寛大さと柔軟性、
3点挙げさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

いうこと言って、要求聞かせりゃいいだろ!
もしかしたら、今回の記事を読んでこう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
できなくもないです。
ですが、私の経験上(実践上)、強要すると
わざとじゃねぇか?
ってくらいの大ミスをやらかされることが多いです。😱
・・・というところで、上記に一番大切なものを書き忘れてましたが、
お互いの尊重した上の意思疎通
これも付け加えさせて下さい。
日本も中国もいいところも悪いところもありますので、
日本側からはこうした方がいいのではないか、こういう風にしては欲しいというのは、はっきり言葉や文字にして伝えた方が絶対に良いです。
その上で、細かい問題もネタとして楽しむ余裕を考え方が継続するコツだと考えます。😂
(問題は多いので、いちいち悩むと気持ちから折れることがありますので。)
今回は以上となります。
ご参考頂けましたら幸いです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!