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中国ってどんなもん輸出してんの?中国2019年輸出品目ベスト5 +レアアースの輸出量とか調べてみました。

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米中貿易戦争真っ只中、私は日中間貿易なのでまた大きな損失も恩恵も受けていませんが、よくよく考えてみれば、私は長く中国の貿易のお仕事してて、中国が何を多く売って買ってるか詳細はあまり知りませんでした。

レアアースとか”もっさり”輸出してるんちゃいますの?

ということで、今回は中国の輸出統計で2019年の実績をざっくり代表的な輸出金額とか調べてみました。

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中国の輸出統計から勝手にベスト5化してみました。

輸出統計には、HSコードごとの記載になっているらしく細かく分類されているのですが、それですと今回の表記には細か過ぎると感じましたので、関連物同士をまとめたものの順位づけてみました。

1位 自動データ処理機など 4,782億ドル

ざっくり言えばコンピュータです。

PC、タブレットPC、CPU、モニター、液晶パネル、キーボード、マウスなどなど、パソコンデバイスなど完成品系の名称が並んでいます。確かに昨今LENOVOのパソコンも多いですもんね。

ちなみにパソコン、タブレットなど端末の輸出数量は19年で20億1,540万台とのことですが、世界人口って何人だっけ?って感じです。😅😅

世界は中国のPCで溢れております。💻💻

先ほどググったら、75億9469.6万人らしいです。

https://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_population.php

2位 衣料品及び布帛(ふはく)製品 4,110億ドル

一般的な衣類、ニット製品、毛皮服、帽子などなどです。昨今のユニクロを見ますと東南アジア系の産地の製品も目立ってきて、多少複雑な製品が中国製になっていますね。

この様な人件費の影響項目は衰退の一途では?

と思っていましたが、意外にも19年統計時時点で前年比+5%ぐらいでまだ成長はできているんですね。

3位 プリント基板・回路、半導体、メモリーなど 2,898億ドル

半導体の基盤関連ですね。IT系の中身の方です。

この辺意外と化学的な要素が強く、中国が世界の生産シェアを多く占める原材料などもありますので、ランクインは当然かとも思います。

4位 電話機(スマホ)拡声器など 2,590億ドル

スマホ、車載電話、拡声器などが挙げられています。

スマホでしたら、言わずもがな今いろいろと話題のファーウェイ、シャオミ、OPPOなどなど、ブランド思いつきますね。4位にランクインしてるんですから、各国の排除的な動きには反発もしますわね。

ちなみに電話機の19年の輸出合計台数は、20億5,962万台らしいです。

📱📱📱📱📱📱📱📱📱世界は中国の電話で溢れています📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📱📲📱

5位 綿糸、織物、合成繊維、絨毯 1,400億ドル

中国で衣料品や完成品を輸出しているので、糸などは自家消費なのかと思いきや、意外や意外、糸自身も結構輸出してるんですね。

錦糸や織物などでざっと年間37.5万トンもの数量を輸出、合成繊維織物で年間16.8万mが輸出されてるらしいですが、どのくらいの大きさなのかも想像できません。。。

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話題のあの品々はどれだけ輸出してるの?

ベスト5はわかりました。デジタルIT電材系と衣服糸類が中国の輸出の主力ってのはわかりましたけど、ニュースとかでレアアースとか、鉄のアンチダンピングとか色々言ってるけど、実際のところどれだけ出てるん?

ちょっと調べてみました。

レアアース鉱石、金属、混合物、その製品 22.79億ドル

19年の輸出数量は90,431トン、金額にして22.79億ドルとのことです。

ざっくり平均kg単価2,650JPY/kgぐらいの様ですね。

輸出数量の前年比は1割ほどマイナスみたいですから、やはりコントロールしているんだと推察されますね。

自国内で製品にして、付加価値をつけて販売した方が得かも知れませんしね。

鋼鉄及び鉄製品 970億ドル

鉄もしょっちゅうアンチダンピングでやられてますね。私が上海にいた2000年中盤ごろは、アンチダンピングのせいで輸出すればするほど赤字と鉄鋼会社が悲鳴をあげげていたのを覚えております。

ちなみに19年の輸出数量は1億1,767万tとのことでした。

加工食料、肉、魚、野菜など 600億ドル

諸々数量にして、312億7,000万t。お肉3.5億t、鮮魚&化工品で616万t。

3.5億tのお肉はどんなもんか想像つきませんね。

輸出まとめ

以前は軽工業がメインと思っていた中国の輸出の姿も今や繊維関連を残すのみという感じになり、ITデジタル関連のなどの高付加価値のものにシフトしている段階ですね。

しかし、上記のITデジタル化の材料は化学品他、実は様々な原料の結晶体ですから、その下のサプライチェーンが育っている結果だと考えられます。

こんな中、アメリカを初め複数国で中国系ネット企業の不安など煽られ、完全をかけられて当面は厳しいのではないかという見通し、、、、と思いきや、私の近々で噂を聞くところ、今年のクリスマスは米中貿易は関税に関わらず随分好調の様で、アジアの船がアメリカやオーストラリアに出払ってしまって船賃の大幅UPに繋がるなどの影響もよく聞きます。

・・・うーむ、世の中難しい。。。。🤫

とりあえず、中国ビジネスで責めるならIT電材周りですが、、、

まー、たくさんの準備が必要になりそうです。

おまけ  中国語単語

稀土[xī tǔ]: レアメタル

智能手机(zhì néng shǒu jī):スマホ 最近では手机=スマホで通じます。

中美贸易战(zhōng měi  mào yì zhàn): 中米貿易戦争

反倾销说(fǎn qīng xiāo shuì) : アンチダンピング税

化纤(uà xiān) : 化学繊維

ということで本日は以上になります。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!

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FUJIHO-YI

こんにちわ!FUJHOと申します。 埼玉在住。 最近は柴犬(らぶる)をお迎えするも、、まさかの骨折。 飼育と費用を勉強するして都度記事にしています。 仮想通貨(DiFi)、黒柴、セキセイインコ、生活トラブルなどのブログ書いています。 ご一読頂ければ幸いです。 残念ながら、コロナで国外は行けそうにないですが、 中国にも縁があり2006年5月に〜2012年10月まで中国上海で生活していました。 今も中国と関わる仕事に携わっています。

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